上野公園の３つの池（ボート池と蓮池と鵜の池）の中心に、弁天堂があります。
上野の山の上から遠目に眺めて、弁天堂の横に、桃色の一群があるのは知っていたけど、鮮やかな桃色なので「梅」だと信じて疑いませんでした。
それがある日、近くを通ったので、見物に寄ってみたらなんと、梅ぢゃない。 名を「カンヒザクラ」というらしい。桜だったのでした。
でも、けっこう何日も前から桃色だったし、けっこう長く楽しめる花なのですね。
2002年3月は異常な暖かさ。10日に東京は19度を超えました。 11日「隅田川のソメイヨシノが昨日の暖かさでほころび始めた」との報道に、ちょっとわくわくしながらいつもの通勤路へ。
しかし、残念。上野はまだです。 ソメイヨシノの「つぼみ」は以前より大きくなり、今開いてもおかしくない迫力ですが・・・ たったの一つも開いている花を見かける事はできませんでした。
せっかく開花の便りを載せられるかと思ったのに、今日は収穫無しかぁ・・・と思っていたら、代わりに、 上野公園入口の中央にある“しだれ桜”が、ほころび始めているではありませんか。これも開くと、左右の大寒桜とあわせて３本、役者が揃って「いよいよ」って感じになるのです。
・・・さて、話は戻って、今年はじめて存在を知った、「カンヒザクラ」のアップをお送りします。 ちょっと洋風で、かわいい感じの花。けっこう気に入ってしまったのでまた見に来ようっと。