今日の『ふぅ』 〜 Diary 〜

1999.11.30

 無かったことに・・・(笑)

1999.11.29

 というわけで、無事帰って参りました。
 いやはや、なんだかいろいろあって疲れました〜。
 まずは、なんと言っても『列車代行バス』なんてのに生まれて初めて乗ってしまいましたよ(^^;;
 しかし、今考えるとほんの前日に通ったトンネルが崩れたんですから、運がいいのやら悪いのやら。直撃していた可能性もなきにしもわらずなわけです。とにかく行きの『カシオペア』に乗っている時に事故がなくて幸いでした。
 んじゃ、ご報告です。

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 ■1999.11.26
 15時過ぎに、同行の闇主氏と東京駅で合流、上野駅へ移動。
 駅構内のキオスクにて食料の調達。乗車時間が17時間と長いので、多めに購入(^-^)
 13番線に移動して、乗車する寝台特急『カシオペア』の入線を待ちつつ、デジカメでいろいろ撮影。
 定刻の16:05に、上野発着の客車列車恒例の推進運転で『カシオペア』が入線してきました。
 銀色の車体が、闇に浮き上がるようで綺麗でした。
 さっそく乗車し、割り当ての個室へ。今回予約したのは『カシオペア』の標準的であるツイン個室。
 個室に入ると、まだベッド名キングはされておらず大きめのソファが窓際に向かい合って設置されていました。個室にある設備は、ベッド×2、テレビ、ラジオ、トイレ、収納式洗面台。
 ベッドは、車体と平行なものと枕木方向のものがありTの字型に設置されていました。
 テレビは、NHK-BSが2チャンネル、配信VTR、そして列車の現在位置を示すGPS画面など。
 GPSのナビゲ−ションシステムは、列車が今どこらへんを走行中なのか一目で分かり、なかなか面白かったです。ただ自動車用のものをそのまま流用しているらしく、線路が国道と平行している場所などでは『国道4号線走行中』とか表示されて、ちょっと苦笑い。その他の場合は『一般道走行中』と表示されていました。
 トイレは洋式で、狭いながらうまい具合に空間利用がされていました。
 トイレ内の壁に洗面台が収納されていて、お湯も温度調節可能で快適でした。

 ところで、今回の旅行のいやぁ〜な予兆は『カシオペア』ですでにあったんですな。
 郡山駅に停車中、『食堂車の水道栓不具合』との車内放送が・・・
 修理のため、20分ほど遅れての発車となりました。
 ただ、青函トンネル内で後れを取り戻したのか、札幌到着は定時でした。

 ■1999.11.27
 日付けが替わってから、『カシオペア』は青函トンネルに突入。
 さっそく最後尾に連結されているラウンジに行ってみました。
 下りの『カシオペア』の場合、青森−函館間は編成の走行方向が逆になるので、ラウンジが最後尾になるのです。行ってみると3人ほどの先客がいただけで、空いていました。青函トンネルは当たり前だけどただのトンネルで、唯一、2ケ所の海底駅の光が過ぎ去って行くのを見ることが出来ました。

 定刻8:55、札幌到着。
 北海道初日は小樽市街征服の予定で、札幌駅に荷物を預けた後、マリンライナーにて小樽へ。
 小樽の一つ手前の南小樽駅で下車。そこは雪が降る白銀の街でした・・・。
 おおお、寒いぞ〜〜〜〜。と思いつつ、オルゴール館へ。
 煉瓦造りのお店の中には、様々なオルゴールが展示販売されていました。
 店内の暖房でひと息付いた後、運河へ。
 小樽といえば運河というほど今では有名ですが、その昔はヘドロの匂いのきついただのドブ川のようなところだったんだそうです。一時埋め立ての計画も持ち上がったんだそうですが、保存活動と共にボランティアの手でヘドロの浚渫が行われ、現在のように観光名所になるほどになったんだそうです。
 タクシーの運ちゃんが言ってました(^^;;
 さて、運河を見た後、食事を・・・ってことで、ハヤシライスが旨いという老舗に行ってみることにしました。小樽の郵便局からほど近い場所にあるお店で、昭和23年開店以来変わらず続いているんだとか。
 ハヤシライスは、美味でした。
 午後は、行く前から目に付けていた温泉へ。
 温泉へはタクシーで行ったのですが、この運ちゃんが話し好きな人でいろいろ教えてくれる。先の運河の話もこの運ちゃんから聞いたのでした。で、土産は買ったのかという話になり、カニを買うなら知り合いがやっているお店で安くさせるってことで、温泉に行く前に市場に寄ることに。
 市場で、カニをまけてもらい、私は『イカの沖漬け』を買ってきました。
 さて、温泉はというと露天風呂のあるところで、雪見風呂を堪能してきました。
 温泉から駅までバスで戻りそのまま小樽を発ち、夕方に札幌に帰還。
 ホテルにチェックインしたあと、夕飯を食べに行きつつ、ちょうど開催されていた大通り公園でのイルミネーションを見つつ、すすきの〜札幌駅までを散策。
 すすきのは、若者とオヤジのたむろす新宿と渋谷が合体したような街でした。
 すすきの以外には、良さげな料理屋が無く、結局札幌駅付近で夕食を食べました。

 ■1999.11.28
 ホテルが、旧北海道庁の目の前だったので、チェックアウト後、そのまま見学に行くことに。
 旧北海道庁の煉瓦造りの庁舎を見学し、次に向かったのは時計台。
 時計台は『思ったより小さいぞ』と聞いていた通りでしたが、屋内の資料展示はなかなか興味深く、また時計装置の解説は分かりやすく面白かったです。
 その後、サッポロファクトリーへ。
 サッポロビールの工場跡を利用した複合商業施設で、お土産の買物ができるお店やビール製造過程の解説を行っている資料館などもあって、楽しい。
 昼食は、この中の地ビールレストランで食べました。
 午後、行動する前に札幌駅に荷物を預けようと、駅に向かうと・・・
 なんだか闇主が異様な雰囲気・・・。
 改札に行ってみると、『室蘭本線・礼文浜トンネルにて貨物列車脱線事故発生』とのこと。
 この時はまだ今夜乗車する予定の『北斗星4号』は運休対象ではなかったのですが・・・
 午後、札幌市内をいろいろと回って夕方駅に戻ってみると、やはり『北斗星4号』も札幌−函館間にて部分運休となっていた。函館までは19時16分発の特急『スーパー北斗』に乗車し、洞爺(とうや)−長万部間はバス代行で函館に向かい、函館似て『北斗星』に乗り換えるのだと言う。
 『スーパー北斗』は全車自由席扱いとのことで、混雑が予想される。
 仕方なく、夕方18時ちょっと前に札幌駅に入り、ホームにて待つことにしました。
 本来なら『北斗星』の予約した個室寝台に乗るだけですから、夕飯にサッポロラーメンを食べてゆっくり札幌を発つつもりだったのですが・・・サッポロラーメンは敢え無く食い損ねました。
 氷点下3度という過酷な条件のホームで待つこと1時間強。
 やっと入線してきた特急に乗車。
 短い北海道旅行の帰路につきました。
 バスに乗り換える洞爺駅まで2時間半。洞爺からのバスは地元の路線バスで、路線バスのまま高速道路に入ると言うなんとも珍しい体験をしましたが、高速道路は降雪のため制限時速が50キロで、一般道とあんまり変わりませんでした。
 1時間ほどバスに揺られて長万部駅に到着すると、雪はさらに激しく降っていました。
 雪の中、列車に移動。
 函館まで2時間弱乗車。日付けが替わって29日の0時半ころ函館にようやく到着しました。
 函館で待っていた『北斗星4号』に乗り換え、やっと予約していた個室に落ちついたのは、すでに1時近かったです。

 ■1999.11.29  1時間近く遅れて函館を発車した『北斗星4号』に乗った我々は、とにかく寝ました(^^;;
 青函トンネルに入ったところは覚えていますが、出たのは覚えていません(笑)
 次ぎに気付いたのは、仙台に到着する手前ころだったかな。
 列車は順調に遅れているようで、ちょうど通勤ラッシュ時間に仙台市街圏内に入ったらしくホームには列車がつまっていてなかなか遅れを取り戻せず、結局、上野到着までに1時間半の遅れを伴っていました。
 ちなみに、『北斗星』の個室はB寝台2人用個室『デュエット』。
 B寝台なので、特に設備があるわけではなく、ドアを入ると階段があって階段を昇るとその左右枕木方向にベッドが平行に設置されていました。
 部屋の広さは、カシオペアの個室よりも広いかもしれません。
 ただ天井までの高さが低いのが、やはり違いました。
 狭苦しいとはいえ、値段のわりには快適な個室でした。

 以上報告でした。
 写真は、後日掲載します。

1999.11.26 〜 28

 北海道旅行のため、更新お休み。


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綾瀬 ヒロ(H.Ayase)
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