2002/11/09 (土)
●人身事故 先日、JR西日本であった2重人身事故は、ちょっと衝撃的であった。 今日のニュースで曽根先生が解説されていたが、JR東日本では人身事故が発生した場合、関係する路線全線で運行を停止し、警察・消防の許可が出るまでは運行再開しない。現場で作業する方々の安全を第一としているのである。しかし、これには弊害もある。運行停止時間が増大するのだ。東京圏で人身事故があった場合、だいたい運行再開まで1時間が目安である。 今回のJR西日本の過失は、この『運行再開までの時間』を急いだことが背後にあるのではないだろうか。 今年6月、JR神戸線で人身事故が発生した際、運行再開まで時間を要したために、運行支障が終日に及び約460本の列車が運休または遅延し、翌朝のダイヤにまで影響を及ぼしたということがあった。 事故発生時、JR西日本ではこの苦い経験が頭に過ったことだろう。運行再開を早めることは利用客にとっては歓迎すべきことであるが、それと同時に安全第一でお願いしたい。
しかし、今回の事故であるが、そもそも中学生が線路内に立ち入らなければ・・・という思いが拭えない。どこで遊ぼうと勝手であるが、自分の行動の結果を予想できない頭の弱い人間というのは、社会にとって迷惑なものである。
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