2003/03/24 (月)
●対岸の火事 某ニュース番組を見ていたら、視聴者からとして『(今回のイラク戦について)テレビの中の人々は他人事のように扱っていて気持ち悪い』という趣旨のメッセージを紹介していた。 そうだ。他人事なのである。 テレビの司会者も、そしてテレビの視聴者も。 日本人の中に、今回の戦争を他人事でなく捉えている人なんてほとんどいないだろう。 所詮、対岸の火事。対岸とも思っていないかもしれない。どこか遠いところの火事としか思っていないのだ。 だから、無責任に戦争反対と訴えてみたり、アメリカ支持を表明してみたりしているのである。 日本人は、仮に海外派遣の自衛隊に被害が発生した場合でも、直接関係のない人には全くの他人事にしか思えないのかもしれない。 押井守氏が10年前の映画作品の中で語ったように、日本人は東京にミサイルが打ち込まれるまで気付かないのだろう。 今回の戦争が、第3次世界大戦の始まりだったとしても。
そして、私もやはり所詮他人事としてしか認識できないのだ。 毎日の生活には変わりがなく、仕事して、アニメ見て、こうしてインターネットに呑気な日記を書いているぐらいなのだから。
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