2004/05/10 (月)
●逮捕 Winnyの開発者が著作権法違反ほう助容疑で逮捕されたらしい。
著作権法違反を擁護するつもりは無いが、この件について思うところを書いておこう。
今回の件は、京都府警はよく逮捕したな・・・というのが正直な感想である。だって、裁判で有罪になる可能性がかなり低いのだから。これは、たとえば「ビデオデッキ」が「著作権違反ほう助」とならないと判断されていることと同じこと。
この容疑が有罪と判断されれば、CD-R/DVD-Rの焼きソフト(最近はOSが標準でこの昨日を持っているから、Microsoft社WindowsもApple社MacOSも・・・)の開発・販売者は、すべて「ほう助」で有罪となってしまう。
そもそもこの論法で行くと、インターネット接続を提供するプロバイダも、「ほう助」にはならないのだろうか。
インターネットにおける著作権法のあり方は、新たな解釈が必要だ。
たとえば、インターネットにおけるP2P等のファイル交換接続に対して著作権に対する対価を、インターネット接続時に徴収する仕組みを作るとかね。
(プロバイダにおいてポート単位に細かく料金徴収できる仕組みが必要だが・・・インターネットの現標準規格がこういったことを想定していないことも、今後の問題となる)
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