2005/03/12 (土)
●贄門島 先日出張に行く際、上野駅の本屋で時間つぶしにと、上下巻を購入。買ったのはいいけど、出張ではほとんど読めず、今日になってやっと読了。 浅見光彦が父親の事故の真相を求め、贄送りの風習が残るという「美瀬島」(モデルは、鴨川の仁右衛門島らしい)に向かうが、そこで殺人事件に遭遇する。事件の調査を進めていくにつれて、島と朝鮮の関係が明らかになっていく。 内田康夫らしい時事問題の取り入れ方がすこし鼻につきますが、ヒロインと浅見の関係がそれを打ち消しています。 ただし、今回もその関係は最後まで語られず、あっさりと終り。いつものこととは言え、ちょっと物足りない。