2006/03/03 (金)
●製鉄所 某顧客のお供で、新日本製鉄の君津製鉄所の見学に行ってきました。あくまでも仕事ですが、まるで社会科見学のようでした。
製鉄所の見学をするのは初めてです。
見学させていただいたのは、焼結鋼とコークスを化学反応させて銑鉄を取り出す「高炉」、銑鉄を鋼片に固める「連続鋳造」、薄板に加工する「熱間圧延」の工程。
高炉は、中心部では2000度以上となるものだそうですが、近くで人間が作業をしていたことに驚いたのと、高炉から銑鉄を取り出すためにドリルで穴を開けていたことにさらに驚く。
連続鋳造は工場の巨大なスケールに唖然とし、熱間圧延では工場の長さに呆れ、そこを高速に引き伸ばされていく鉄の塊に感動した。
そして、なによりも製鉄所構内で運転されている専用鉄道に、興味津々でありました。
標準軌のレールの上をディーゼルが牽引する貨車が行き来しており、この貨車によって銑鉄やスラブなどの材料、中間製品が運ばれているのだそうです。
この鉄道は、この製鉄所構内だけで総延長70kmというのですから、なお驚きです。
むしろ、製鉄よりもこの鉄道に興味を引かれたのは、言うまでもない。構内の運転ダイヤや進路制御など、どのように行っているのか気になります。
久しぶりに「製造業」の凄さを感じました。
この感動は、シアトルのボーイング工場でみたジャンボジェット機の組み立てライン以来です。
写真が撮影できなかったのが悔やまれます・・・。
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