「えいじんぐ〜地域の中で〜 第210号
(2011年5月1日発行)

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210号の内容

奪い返そう!
5月1日はメーデー、国際的な労働者の行動日として定着してきた。メーデーの始まりは、1886年のアメリカ、8時間労働制をかち取るために20万人の労働者が一斉にストライキを闘った。「労働者の一日を8時間は労働、8時間は睡眠、そして後の8時間は自由のために」というスローガンだ。

この8時間労働制は、今はほとんど形骸化されてしまった。一つには長時間労働--深夜労働(介護施設現場では連続16時間の夜勤労働)、そしてもう一方では超短時間労働(登録、派遣ホームヘルパーの労働は15分単位の切り売り)。どちらにしても「肉体、精神、生活を維持できない」状態だ。

そしてメーデーも今回の東日本大震災情勢で体制内の労働組合は「自粛」し、取りやめてしまった。

3月11日以降、私たちを取り巻く状況は一変した。人間として生きる当たり前の事がどんどん遠ざかっていく。水も、食料も、住宅も、海も畑も、職場も、¥生活も、家族も、健康も、命も。

私たちは気づかなければならないだろう。それら、大切なものを私たちは奪われ続けているのだと。そして、私たちから奪いながら、増殖し肥え太っている「犯人」の存在を。

2011年5月1日、反原発、半失業メーデーが闘われた。私たちは力を合わせて立ち上がり、奪い返そう!¥

被災地支援に取り組んでいます

作業所とリサイクルショップで被災地支援に取り組んでいます。物資と寄付(133,850円)を被災地に送りました(5月6日現在)

作業所にしおぎ館へ、2011年4月からその運営主体をNPO法人福祉の家になりました。3月11日の大震災に対し、私たちは早速現地救援を取り組んできました。緊急カンパ10万円を東北の仲間を通して被災地に送り、又5月3日には横浜の紅葉坂リサイクルショップにおいて「被災地救援のためのバザー」を開催、当日売り上げと寄付合わせて33、850円が集まりました。全額を被災地に寄付します。「全て原発の即時停止、廃止を求める署名」も25筆集まりました。紅葉坂リサイクルショップは、作業所メンバーたちが主体的に開店し、、一人でも店番をこなし、地域の人たちと交流していけるよう、意識的に運営しています。この5月で2周年になります。

美味しかったジンギスカン

4月23日の「食とケア」はジンギスカン。柔らかいラムは地元の肉屋さんに特注。バザーではラムカレーでお馴染み。ラム肉とたっぷりの野菜(キャベツ、たまねぎ、人参、椎茸、ピーマン、ニラ、もやしなど)を北海道仕入れの特製タレで食べます。
ホットプレートで皆でワイワイ焼きながら、話も弾みます。友人を誘ったメンバーも。

「食とケア」では食事をケアの視点で見直してきました。例えば、味覚障害と鬱の関係。向精神薬と糖尿病の関係。睡眠と嗜好品の関係など、今後はもっと研究したいですね。

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