「えいじんぐ〜地域の中で〜 第211号
(2011年6月1日発行)

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211号の内容

第14回定期総会
5月31日 福祉の家第14回定期総会が開かれました。

例年より17日も早く入梅した今年。梅雨の晴れ間の5月31日、にしおぎ館に来ためんばーは27人。おそらく今までで最高です。にしおぎ館には「食事サービスと介護のお店です」という手作りの看板が掛けられています。それから15年。一人の老人の夢「僕のような老人が一人で来ても好みの食事が食べられる食堂のような介護福祉ステーション」と一人のホームヘルパーの生活をかけて、この福祉の家は誕生しました。「精神障害」と呼ばれる人たち、労働現場で痛め疲れた人、家族、地域の人たち、いつの間にかこんなに多くの人たちが集う場所になったのですね。

5月30日には、NPO法人福祉の家の第14回定期総会を無事終えました。今回の総会では3月11日の東日本大震災。被災地支援やフクシマ原発のことも話し合われました。「被災地を全力で救援しましょう。原発廃止にむけた行動に参加しましょう」という総会決議を確認しました。

被災地を全力で救援しましょう

原発廃止にむけた行動に参加しましょう

3月11日の東日本大震災と原発事故はそれまで私たちが築いてきた何もかもを一掃してしまうような大変な事態で、しかも日々悪化しています。原発の問題は、命に関わる重大な問題であり、福祉の家の理念でもある介護福祉の復権--人権・平和、障害者の自立・解放という火だしを取り組む基本的な問題が含まれています。

私たちは1995年の開設以来、地域に根ざした手作りの福祉を掲げ、16年間活動を続けてきました。福祉の家と作業所にしおぎ館へ、私たちが地域に掘り当てた井戸です。人間同士の繋がりをバラバラに分断し、孤立させ、競争に駆り立てていく現代社会の中で、私たちはここにたどり着き、出会い、集い、10年、15年という時間を共に生きてきました。この井戸を枯らすことなく、力を合わせましょう。そのためにも被災地に心を寄せ、救援のために出来る活動を皆で考え、具体的に取り組みましょう。

*福祉の家は、被災地を全力で救援しましょう。震災を理由とした福祉削減--労働者解雇に反対しましょう。
*障害者も高齢者Mの労働者も人間らしく尊ばれ、幸福に生きられる社会をめざし、世界中で拡大する原発廃止の行動に出来るところから参加しましょう。

以上決議します  2011年5月30日  NPO法人福祉の家 第14回定期総会

浜岡原発は廃止〜廃炉だ!

「浜岡原発が廃止になったね」とメンバーのMさん。「いいえ、津波対策をするまでの一時停止で、又動かすのが国の計画よ」と説明すると、「そんな、駄目だ。廃止と思って喜んでいたのに。国が止める気のないことをみんなにしらせなくちゃ」とMさん。6月11日には反原発・脱原発の全国100万人行動が、ドイツでは国民の反対行動で原発は全て廃止の計画が。私たちも勇気を出そう!原発を止めよう!

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