共同作業所開設実現までの経緯

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99/7/11(日)
西荻館第2回会員総会で「精神障害者・共同作業所」開設への準備に入ることが承認される。
杉並区との話し合いが始まる。

99/10
区との話し合いでは、「杉並区が認めないことはない」と具体的準備過程に入り、10月に新店舗に移転。

99/11
予算見積もりの段階で、西荻館を含めて11件も申請が出ている共同作業所立ち上げに対して、東京都が予算をつけなかったという事態になり、窮地に。西荻館の人たちも大変落胆する。が、気を取り直し、希望を持ち続けながら、地元商店街を中心に署名を集めるなどの活動を始める。

99/11/2(火)
区議会に「西荻地区に精神障害者の共同作業所を開設する」請願を申請、福祉保健委員会に付託。

99/12/15(水)
杉並区福祉保健委員会が西荻館を視察

杉並区福祉保健委員会の方々
視察団に説明する高橋道子西荻館代表
「憩いの場が西荻地区にはない」と訴えた礼子さん

2000年1月26日(水)
 「区議会・福祉保健委員会」が開かれ審議された私たちの請願が参加10名全員の議員の賛成で趣旨採択されました

 各会派それぞれが、西荻館の実績と、「障害者」・高齢者・地域からの必要を訴え、「東京都が予算化しなければ、区もむずかしい」と主張する杉並区行政(保健衛生部・健康推進課)に対する的確な質問を行い、委員会として、作業所開設への女性の必要性と可能性が明らかになりました。
 昨年7月の会員総会の総意で始まった作業所への準備、新店舗探し、引っ越し、そしてなによりも区行政との話し合いを積み重ねてきた私達は東京が来年度新規の作業所に全く予算を付けなかったという窮地に追い込まれながらも、決してあきらめず、請願を準備し、署名を集め、会が一体になってたたかってきました。
 その中心は「精神障害者」本人たちです。
 「西荻には、私たちの憩いの場がありません。作業所を開いてください」という願いが、議員たちの心を捉え、地元商店街からの沢山の賛同署名を実現しました。

助成金交付までこれからが大切

 委員会の採択を得て、実際に地域の中に共同作業所を開設していくためには、今後の取り組みが重要になってきました。
 通常の活動の展開、地域のひとたちへの呼びかけ、独自の財政づくり、などなどです。そして、当該の区行政にはたらきかけ、本当の必要に応えられる福祉作業所をつくっていきましょう!

00/4/20(木)
補助金交付について都衛生局と歓談会

「精神障害者」患者家族会の呼びかけで、衛生局との話し合い。西荻館からも、高橋と当事者の若者の二人で参加しました。都内の幾つもの団体が列席していましたが、中でも、今年度からの補助金交付を予定に、すでに活動を開始して何年にもなるグル−プから切実な質問、訴えが続きました。私たち、西荻館もそうです。
 この日の課題はハッキリしていました。衛生局と何か、おしゃべりをするのではなく、昨年秋、局が作業所に予算を付けなかった理由をはっきりさせてもらうこと、そして、来年度は、どうゆうつもりなのか、具体的な言葉で言ってもらうことでした。私は、
(会合の責任者である、副参事に向かって)
「今日、この場で、あなたの口から、二点をはっきり言ってもらわなければ、帰れません」と追求しました。私は、必死でした。西荻館の来年がかかっていましたから。
 その副参事は、言いました。
「去年は、異例だった」
「来年度は、そのようなことはない」
また、「作業所は充実させる」という言葉に
「充実とは増設ということと受け止めていいですね」と確認すると、
「そうとられていいです」と答えました。

00/8
「精神障害者施設助成金」として2000年度258万円の家賃への補助が認めらる。

00/10/17(火)
障害者五名を含む九名で東京都・衛生局に出向き、担当者の職員との話し合い。
課長は、「国からの新しい予算もつき、追い風だ」というようなことを言い、作業所の増設を予定しているということでした。西荻館はどうなのか。
「すでに活動を開始している実績」「当該行政の後押し」など評価は高いということでした。

00/11/8(水)
杉並区選出の都議会議員6名全員の賛同署名を添えて、衛生局長に対しての「要望書」提出。

01/2
杉並区議会に予算が計上される。

01/3
東京都の予算が計上される(2001年10月1日からの事業費)
杉並区議会・予算委員会をもって、作業所・にしおぎ館に2001年度予算として、1047万1030円の予算が決まる。(事業費、家賃、の他、開設初年度の設備・改築費を含む)

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