WaveKnife2

wvknife2.lzh(433kB)

ver 2.3.0.1(2005/1/30 new!)
1.xからの変更は、2Gを越えるファイルを生成できるようにした。空き容量の警告機能。WaveOutによる再生。再生時の切り出し機能。ヘルプ作成。再生しながら任意の場所で切り出す機能。波形の数値表示機能。自動録音開始/アプリ終了機能など。

HDD録音・分割ソフトです
WaveKnifeの後継ソフトとして、HDDへの長時間リアルタイム録音が行えます。
録音中に曲間の無音部を検出することで、自動的に連番ファイルが作成されます。無音部の設定は、MDなどより細かな設定が可能になっています。
一定時間ごとに分割することも可能です。
また、すでに存在するWaveファイルを切り出したり、逆に結合することも可能です。
圧縮には対応していませんが、環境や設定によっては2Gや4Gといったファイルサイズの制限がなくなりました。実際にはWAVEファイルの2G制限がありますので、必要に応じて切り出した後、他のソフトウェアを適宜併用してください。
相変わらずソースコード同梱です。改変・再配布は自由ですので、開発者の方、是非社会還元(?)に役立ててやってくださいm(_~_)m

使い方(実行中の画面はver 1.0.0.5)
録音ボタンを押すと録音開始します。停止ボタンを押すと録音停止します。録音済みファイルがリストに表示されます。
普通は自動的に切り出しが行われますが、録音元によってうまく切り出せないときは切り出し設定を変更してみてください。
なおエアチェックなど、二度と取り返しのきかない録音元からの録音の場合、「同じサンプル数での切り出し」にしておくか、Autoボタンを押して検出Offにしておくことをおすすめします。(無音部がこの世から消えうせてしまい、取り返しがきかないため)
リスト一覧の左端にチェックをつけたファイルに対して、再生・再切り出し・再結合・削除の操作ができます。またエクスプローラにドラッグすると、ファイルをコピーすることができます。
実行画面1
 

録音設定
サウンドカード等録音に使用できる入力装置が一つしかない場合は入力デバイスを変更する必要はありません。(Windowsの「コントロールパネル」-「サウンドとマルチメディア(あるいはマルチメディア)」-「オーディオ」の設定で、「録音で優先するデバイス」が使われます。)
デジタル入力の場合、サンプリング周波数はサウンドカードの設定等に従ってください。間違えると、早送りしたりスローテンポなファイルになってしまいます。8000kHzなど、変則的な周波数の場合は、自分で入力してください。なおCDは44100Hzステレオです。
録音時間は、最初の曲が始まってから録音終了するまでの時間を指定します。停止ボタンを押すのを忘れてHDDが一杯になってしまうのを防ぎます。無音部はファイルに書き出されませんので、無音部を除いた時間として設定することもできます。
録音を開始すると、保存するファイルは「指定したファイル名」+「数字n桁」となります。下の例では
H:\Track01.wav
H:\Track02.wav
...
H:\Track99.wav
となります。それを過ぎると自動的に録音が止まります。すでに同じフォルダにファイルが存在する場合は、上書きしないように別のファイルを作るようになっています。
実行画面2
 

切り出し設定
切り出しの詳細設定を行います。

トリガとは
切り出しの概念図

 一般的な収録音は、時間にともなって上のような音量変化が見られます。ある音量を基準(トリガレベル)にして、その音を越えるような音がやってきたら新しい曲の始まりです。一方その音量を下回るようになれば、それは曲の終わりです。これがMDやカセットテープでの「自動頭出し」機能の原理です。
 ところで上の図からも分かるように立ち上がり(最初)の音量変化は激しく、トリガレベルを高めに設定しておくと大事なデータまで切り落としてしまうことがあります。また立ち上がりを切り落としたりして変化させた音は、音質が損なわれたり不明瞭になる恐れがあります。そこでWaveKnifeではトリガレベルに達する時間より、わずかに前の時間(トリガディレイ)から切り出すという手法を取りいれています。このバージョンではディレイタイムの初期値は100msecに設定してあります。

次トラックとの間隔
次トラックの検出方法概念図

上の例をご覧ください。しきい値を下回るごとに新しい曲だと検出した場合は、実際には同じ曲を分割してしまう可能性が出てきます。したがって無音部があまり長くないときは切り出さないようにしなければなりません。無音部の長さはmsec単位で設定してください。このバージョンではディレイタイムの初期値は3000msecに設定してあります。

残す無音部

トリガレベルが高めに設定してあると、曲の最後の余韻が削除されてしまう可能性がでてきます。そこで、曲と曲の間の無音部を削除せず残すことができます。このバージョンでは、初期値が1000msecに設定してありますが、よりおおく設定したほうがよい場合もあるかもしれません。将来的には、曲の最初のトリガレベルと、曲の最後のトリガレベルを別々に設定できるようにすることを検討しています。

実行画面3

その他の編集ソフトウェアのご紹介(勝手にLink)

WaveKnifeの古いバージョンが必要な方は下のリンクからダウンロードできますが、今後こちらのバージョンアップの予定はありません。将来的には削除しますのでご了承ください。
WaveKnife ver 2.0.0.0 wvknife2_2000.lzh(425kB)
WaveKnife ver 1.2.2.0 wvknife2_1220.lzh(333kB)
WaveKnife ver 0.8 wavknife.lzh(272kB)


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