英雄伝説 II
The legend of heroes II
ロールプレイング 木屋善夫 1992.3
英雄伝説2・タイトル画像 英雄伝説2・メイン画像
英雄伝説2・パッケージ画像 英雄伝説2・エンディング画像

画像はPC-8801mkII SR版
                         
機 種 PC-8801mk2SR PC-9801    
メディア 5''2D
x9
5''2HD
x5
3.5''2HD
x5
音 源 FM/FM6/CD BEEP(可変)/FM
必須環境 CPU V30以上
RAM 640KB
アナログCRT
マウス
増設対応 PC-8801-24/25
PC-8801-30
PC-8801-02N
PC-9801-26K(FM3)
I/Oバンクメモリ
EMSメモリ
HDD
箱タイプ 中プBc 中プBc 中プBc
定 価 \9,800 \9,800 \9,800
コード NW
10071010
    NW
?????
NW
10071030
 
ライセンス移植
エポック: SFC  GMF: PS / SS  セガ: MEGADRIVE  ハドソン: PC Engine  ブラザー工業: FM TOWNS  

 

 ドラゴンスレイヤー英雄伝説の続編。
 この作品で、前作から残されたイセルハーサの謎がほぼ解明される。

 セリオスとディーナの息子、アトラスが主人公。前作から二十年後に舞台を移し、地上はもとより、今度は地下にまで舞台を広げている。

 前作との違いとしては、マジックポイントにカプセルを使った新システムを採用したこと、自動戦闘にAIを採用したことだ。

 難点としては、中盤がほぼ洞窟移動ばかりとなり、地味な展開が続いてしまう。
 また、章間CGに細部の詰めが甘い箇所が見受けられる。
箱・添付品 主要人物 画面情報 攻 略 デ モ BGM  
スタッフ           戻 る

 

 


パッケージ・添付品
 

 

英雄伝説2・パッケージ画像
 最後期のPC-8801用ソフトは、PC-98版と共通デザインのパッケージが使われている。
 なお、パッケージイラストは高田明美さんによって描かれている。

 

 マニュアル  ワールドマップシート  ディスクラベル

 

 操作マニュアル  アイテム・呪文・ワールドマップシート  ユーザーディスクラベル

操作マニュアルの表紙には、エンボス加工がされている。

 

 

 


登場人物
 


§アトラス(主人公)  15歳 男

 ファーレーン王国のセリオス国王と、ディーナ王妃とのあいだに生まれた一人息子。イタズラ好きで、趣味はスライムいじめ。
 すべてに於いて、父セリオスに似ている。

§ランドー  32歳 男
 攻撃系の呪文を得意とする、呪文使い。
 呪文使いは体力がなくてひ弱だという世間一般のイメージを嫌い、筋力トレーニングにいそしんだ結果、世界初?の筋肉隆々の呪文使いが誕生した。

§フローラ  14歳 女
 裕福な家の家の娘で、あまり世間に触れることなく育てられてきた『箱入り娘』
 他人の気持ちを案ずる心優しい娘で、せめて、呪文の力で世界中の苦しんでいる人の役に立とうと、回復系の呪文を心得る。

§シンディ  20歳 男
 素性はほとんど謎に包まれているが、女の子のような可愛い名前の割には、大柄で筋肉質な体格を持つ。
 常時仮面を付けていて、素顔もわからない。
 過去の記憶を失っているらしく、口数も極端に少ない。乱暴者ではないけれど、何を考えているかわからないところがある。

 

 

 


グラフィック
 


 オリジナルグラフィックは640×200 512色中8色。98版もそれをベースにしている。

 フィールド画面は全方向スクロール。敵の姿は隠されており、フィールド上に常に三体が徘徊している。それにぶつかると、戦闘が開始される。
 また、洞窟内に於いては、円状にマスキングされるため、視界が遮られるが、敵の姿は常時表示される。

 スクロールの速度は高速で、マップ切換のディスクアクセスについてもスクロール中に読み込む様に作られているため、イライラを感じることは少ない。(88SR版)
 また、増設RAMによるディスクキャッシュにも対応し、さらなる高速化が図られている。(88SR版)


 前作と違い、敵の姿は最初から見えるようになっている。
 また、以前は、PC-98にしかなかった、フィールド上での現在位置を表示するように改良された。

 物語の半分以上は地下で進むため、総じて暗く、変化の無いフィールド画面が続く。
 また、フィールド上では、自動的にマジックポイントが回復する。
 今回からイベントCGが追加されたが、書き込みの度合いに物足りなさを感じる。

 
機種による画像の違い
 

PC-8801mkIISR版

200ライン8色の最も基本的な画面。
軽くアナログパレットが使用される。

英雄伝説2・タイトル画像 フィールド

 

PC-9801VM/UV版

88版をベースに、400ライン4096色中16色化される。 書き込みは前作より緻密。
オープニングではグラフィックやアニメが増え、演出が異なるシーンもある。
ゲーム画面では前作同様、下部に切替式のファンクションキー表示が付く。

PC-9801 PC-9801

 

 

 
戦闘画面
 

 

戦闘画面

 前作より引き継がれたオート戦闘は、更にAI機能が付加され、更に使い勝手が良くなっている。

 前作と違い、モンスターも視覚的に若干の動きを見せるため、前作ほどの単調さはない。

 ただし、ある程度のレベルにあがると、低レベルのモンスターからは経験値が得られなくなる。

 

魔法のシステムの変更について

前作では、数値による、マジックポイントの表示だったが、今回からは8つのカプセルによる表示になった。
これは、それぞれのカプセルに呪文を登録し、使うとゲージが消え、戦闘終了後、時間経過と共に少しずつ回復していくというシステムだ。

というわけで、あまり魔法をバンバン使っていると、あとあと困るようになってしまった。

 

 

 
ステージ紹介
 

 

フィールド
フィールド
地上 町
地上 町

地底 洞窟
地底 洞窟
地底 町
地底 町
グロストス城
グロストス城

 

 

 


デモンストレーション
 


店頭用デモンストレーション。

英雄伝説2・デモディスク

 

英雄伝説2・デモ画像 英雄伝説2・デモ画像

 

 


BGM
 


 PC-8801mkIISR搭載の内蔵FM音源(YM2203:FM3声+SSG(PSG)3声)用がオリジナル。
 また、サウンドボードIIなどのFM6声ステレオにも対応する。 ただし、ぽっぷるメイルと同様にADPCMは未使用。
 PC-8801MCではCDによる演奏に対応する。

 曲数はビジュアルシーンの追加やゲーム自体の長さにより、前作よりも格段に増えた。
 曲調についても前作を踏襲。派手さよりもBGMらしいBGMでゲームに花を添える。

PC-8801mk2SR
内蔵FM音源・CDDA対応  ただし、PC-8801-23には非対応
PC-9801
内蔵及び、PC-9801-26K/73/86(FM音源6声)対応

 

オープニング 平和 スライムいじめ
ビックリ フィールド 戦闘
ゲームオーバー 10 地底の城 11 セリオスの出発 12
13 ストッパー 14 洞窟内 15 地底 洞窟 16 地底 町
17 皇帝の怒り 18 ゲイル1世 19 グロストス城 20 バーバラ
21 レジスタンス狩り 22 地底 廃墟になった町 23 会議 24 出撃
25 突入 26 戦士の笛 27 玉座〜皇帝との戦い 28 エンディング
29 ユーティリティ

 

 

 


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