REAL BLOOD
カバーソング特集
Vol.1
難易度 A (こんなの軽いゼ!(^o^))




キクリン【REAL BLOODカバーソング研究会/解説員】
    REAL BLOODの魅力、それはライブの楽しさももちろんですが、ソウルマニアの方も納得するカバー曲を取り上げてることもあるでしょう。
    昨年のアルバムリリース後からオリジナルナンバーもたくさん演奏してますが、その一方でこれらカバー曲も魅力的です。
    このコーナーはライブでお馴染み(でない曲もたまにある?)のカバー曲のオリジナルを探っていき、更にREALバージョンの特徴も探っていきましょう。
    解説はキクリン、第1回のコメンテーターは【REAL BLOODカバーソング研究会/実技講師】かんばやしさんにお願いします。
かんばやし【REAL BLOODカバーソング研究会/実技講師】
    よろしくお願いしますぅ。m(__)m
    カヴァー ヴァージョンって、原曲をご存知ならば2倍楽しめますよね。
    基本的にレコーディングされた曲というのは、いろいろな音が入っているものです。
    ギターが何回もダビングされてたり、キーボードの手が5〜6本必要だったり。(^^;
    REAL BLOODの場合、それをいかに4ピースのバンドで再現するか、というところに比重が置かれていると思います。(ホーンが入る時は楽ですが。(^^;)
    そういうところもあわせて楽しんでいただけたらうれしく思います。


☆Me And Mrs.Jones
  • オリジナルアーティスト:BillyPaul
  • 収録アルバム「360 Degrees Of Billy Paul」
  • 品番:SRCS-6327(国内盤)
  • レーベル:ソニー/Philadelphia International

  • キクリン

      REALのライブでは欠かすことが出来ない“あなたのそばで歌いたい”ここから スタートしましょう。

      REALのカバー物で、いわゆるフィリーサウンドと呼ばれるソウルミュージック は欠かすことができません。
      70年代にフィラデルフィアから生まれた数々のサウンドはソウルのみならず、 広くポップチャートをも賑わせることになります。
      そのサウンドを支えたソングライターチーム、Kenny Gamble & Leon Huff (ギャンブル&ハフ)の存在を抜きに出来ません。
      そのギャンブル&ハフが主宰するフィラデルフィア・インターナショナル・レコードから72年リリースしたのが、このアルバム「360 Degrees Of Billy Paul」
      で、ここに収録されている究極の“不倫”ラブソングなのです。(^^; アメリカで4週連続ポップチャート1位。
      このアルバムには、キャロル・キングの「It's Too Late」エルトン・ジョン「Your Song」といったポップスナンバー、そしてアル・グリーン「Let's Stay Together」などカバーしてます。
      実はHumanSoulのインディーズ3rdアルバム「Quiet Storm for Lovers」でカバーしてるんですね。Silkyの独特な出だしのふし回しはこの頃と変わってません。

      ##「Quiet Storm for Lovers」の解説は、Jaye&Silkyコーナーでいずれ取り上げます。##

    かんばやし

      「毎日おんなじ店でおんなじ時間に会うてたらバレバレやん」(^^;と思いつつ、 許されぬ恋に身を焼く二人の葛藤や、それでも会わずにはいられない気持ちが淡々 と歌われていますね。
      何といってもイントロのギターが印象的ですね。
      意外にストイックなプレイを要求されますが、油断できない個所もいっぱいあって。 エンディングのSilkyさんのロングトーンにもご注目!(^^)/
      たまにちょいと「仕込んで」はる事もありますので。(^ー^)ニヤリ
      「Me〜〜〜」マイクスタンドがストン。いやぁ〜おいしい。




    ☆If You Don't Know Me By Now
  • オリジナルアーティスト:Harold Melvin & The Blue Notes
  • 収録アルバム「HAROLD MELVIN & THE BLUE NOTES」
  • 品番:SRCS-6326(国内盤)
  • レーベル:ソニー/Philadelphia International

  • キクリン

      邦題「二人の絆」
      またもや、ギャンブル&ハフが手掛けた作品。しかもこれも72年のヒット作です。
      この時期のフィリーサウンドはほんまに凄かったんですね。

      ハロルドが結成した5人組グループは元々のスタートはドゥーワップからでした。
      そして忘れてはいけない男、テディ・ペンダーグラス。元々はグループではドラマー だった彼がリードボーカルを取るようになってBLUE NOTES快進撃が始まったといっていいでしょう。
      このアルバムでは「If You 〜」の他にも名曲揃いで、フィリーサウンド入門にも適した作品だと思います。
      そしてテディは脱退しソロとしても「Close The Door」「Love TKO」などのヒットで大成功を収めながらも不慮の事故で半身不随になってしまったのは悲しいことです。(;_;)
      (個人的に、Jayeはテディの声質にかなり近いものを感じます。)
      有名なカバー例としてはシンプリー・レッドなどがありますね。

    かんばやし

      Teddyがなぁんで「ブラック・エルヴィス」やねん!(〜○〜)ガオッ
      まぁセックスシンボル、という点では共通してなくもないけど。
      「Turn off the light」という曲で、照明が本当に消える、で、次にライトが点いたら、ステージ上には女性のお客さんの下着がいっぱい、という 有名な逸話がありましたね。(^^;
      男と女はどこまで行っても完全には理解しあえない、という現実。
      それをぎくしゃくした夫婦(恋人?)を例にとって歌っています。
      何と言ってもやはりJayeさんのハイテナー シャウトが最大の魅力ですね。
      実際の演奏で気を使うのは何よりテンポ!聞いている限りではあまり感じませんが かなり遅いテンポなので、走らないように、ダレないように気をつけています。




    ☆You Make Me Feel Brand New
  • オリジナルアーティスト:The Stylistics
  • 収録アルバム「THE STYLISTICS」(スタイリスティックス登場)
  • 品番:VICP-2036(国内盤),????(海外)
  • レーベル:ビクター/Avco

  • キクリン

      邦題「誓い」 ギャンブル&ハフに対抗しうるソングライター(正確には作詞)としてこの人、 Thom Bell(トム・ベル)も忘れられません。
      彼が手掛けたグループにデルフォニックス(「LA-LA Means I Love You」があまりに有名)、スピナーズ(「Could It Be I'm Fallig Love」などがヒット) そしてスタイリスティックスがいます。

      彼らのファーストアルバム「THE STYLISTICS」には「Stop Look Listen」「You Are Everything」(マーヴィン・ゲイ&ダイアナ・ロスのカバーも有名)「Betha By Golloy,Wow」(数年前、元プリがカバーしてたのにはぶっ飛んだ(^^;) そしてこの曲「You Make Me Feel Brand New」があります。
      これもフィリーサウンド入門編として必需品のアルバムです。
      Russell Thompkins Jr.の透き通るようなファルセットボイスが大人気でした。

      また、山下達郎「On The Streetcorner 2」でのアカペラバージョンも素晴らしいのですが、我らのSilkyも決してそれに劣ることはありません。

    かんばやし

      いやぁ、甘い。極上の甘い甘いラヴソング。フィリーソウル名曲中の名曲です。
      まさにSilkyさんのファルセットのためにあるような曲ですね。
      Tomさんをして、「君の声に住んでいる神様に会ってみたい」と言わしめたのは、実はこの曲だったのです。

      蛇足ですが、達郎さんヴァージョンは僕はあまり好きではありません。(^^;




    ☆End Of The Road
  • オリジナルアーティスト:Boyz II Men
  • 収録アルバム「Cooleyhighharmony」
  • 品番:POCT-1030(国内盤)
  • レーベル:ポリドール/Motown

  • キクリン

      70年代のフィリーサウンドから離れて、90年代の名曲を。
      (良い曲は年代に関係なく取り上げるのがREALなんですよ)
      若い洋楽ファンもよくご存知ですね。

      92年に全米チャート12週1位という驚異的記録を持つボーイズ・トゥ・メンの この曲。
      作ったのは言うまでもなくあのBabyface。Babyfaceにとっても大出世作だったと思います。
      次世紀に残すべき名曲ですよね。

      Boyz II Men、実は彼らの出身地はフィラデルフィアなのです。ある意味では彼らこそ次世代のフィリーサウンドなのかもしれません。

    かんばやし

      グラディス ナイトもカヴァーしていましたよね?この曲。
      ドラマティックな構成を再現するのに苦労します。
      ここでも伝家の宝刀、Jayeさんのシャウトが冴え渡っています。
      元旦のTV「めちゃ2あいしてる」で歌ったのもこれでした。
      あの時はSilkyさんのフェイクもあって、凄く新鮮でしたね。
      この曲も難しいテンポです、ポリリズム的なアプローチがあったり。




    ☆Let's Go Round Again
  • オリジナルアーティスト:Average White Band
  • 収録アルバム「Shine」
  • 品番:VICP-2036(国内盤)????(海外盤)
  • レーベル:ビクター/RCA

  • キクリン

      この曲の難易度Aというのは一般的にはちょっと無理があるかもしれませんね。 もしかしたらキクリンの独断になるかもしれません。だって個人的に大好きなバ ンドだもん。(爆)人によっては難易度Bかも。

      Average White Band(AWB)、スコットランドにて結成された「平均的な白人バンド」 というと「なんでやねん」とシャレの判る人には大受けでしょうね。 そのサウンドとは裏腹に。(^^;
      有名な曲にインストナンバー「Pick Up The Pices」があり、ジャムセッション でもお馴染みです。(キャンディ・ダルファーもカバーしてた)
      80年の「Shine」というアルバムに収録された「Let's Go〜」ですが、なんとデヴィッド・フォスターのプロデュースなんですね。
      当時のデヴィッドが手掛けていたEarth,Wind & Fireにも通じるサウンドだけど、むしろAWBのサウンドのほうにソウルっぽさ(フィリーっぽさ)を感じます。 とても平均的な・・とは思えないクロっぽさ。(^^;
      良い曲は人種に関係なく取り上げる、REALのライブのラストには欠かせないナンバーです。

    かんばやし

      Chaka Khanがやった「What'cha gonna do for me」のオリジナルもこの人たち でしたね、あの曲にもそこはかとないフィリー色と言うか、当時言われていた ブルーアイドソウルというカテゴリーには収まらない『何か』がありますね。 「本気ぐあい」とでも言うかな?
      いや〜いい曲です、僕も大好きです、これ。
      長い間離れていた恋人に「もう一度やり直そう」と言っている、シンプルな ラヴソングなのですが、湿っぽくなっていないのがいい。
      演奏面では、スピード感を損なわないように心がけてますが、これが難しい。
      ブレイクの時に後ろで一緒に歌っていると、Tomさんが喜んでくれます。(^^)




    カバーソング特集 Vol.2 へ続く・・・


    《参考》

    フィリーサウンドを知るためのサイト
     http://www.netreach.net/company/phillymusicorg/

    フィラデルフィアに馴染みあるミュージシャンや音楽業界に貢献した人々などを知ることができます。(英語)
    お勧めコンテンツは“Walk of Fame”というコーナー。ソウルに限らず、いろんな音楽ジャンルに関して幅広く取り上げてますが、それにしてもこんなに多くの素晴らしい音楽を生んできたフィラデルフィアって凄い街ですね。


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