Starter |
スタータが死にかけました。焼き鳥号不動です。
| 1.は じ ま り |
過日、宮城・山形旅行の際に焼き鳥号が始動しなくなりました。
キーをONまで捻ると今まで通りの動作。そのままSTARTまで回すとウンともスンとも言わず始動しないというものです。
この際にSESは点灯せず、ソレノイドのカチという音もしませんでした。
このとき最初に疑ったのはVATS。しかしどうやらVATSはシロの様子。
結局、ソレノイドがダメになったのでは?ということで、工具でスタータを叩いたところ
元気にスタータが回り、再始動することができたのでした。
まいけるさん、ロクさん、火の鳥さん、DENKOさん、この時は色々とありがとうございました。
おかげさまで切り分けと応急処置を施して、自走して帰ってくることができました!
というわけで今回はスタータの交換です。
| 2.調 達 |
今回調達した物、送料は以下の通り。
当初はスタータだけの予定が円高のためオマケもつけてみました。(いつも通り)
今回のオマケは燃ポンです。
焼き鳥号のそれは最低でも9年間は交換していないので、そろそろかと思い、調達しました。
| 名 | 数量 | US$ |
| スタータ (SUM-829000) | 1 | 150 |
| フューエルポンプ | 1 | 120 |
送料 |
114 |
今回は少額なためか、特に税金を取られた様子はありません。
この違いはなんでしょうね。目立つ荷物にだけ課税するんでしょうかね。
ちなみに今回はちょっと高めの輸送手段をとったため、7日くらいで届きました。
| 3.施 工 |
こちらが今回取り寄せたスタータ。Summitブランドです。 品番はSUM-829000。 蛍光ペンはサイズ比較に。
ピニオンギア側。
マウントプレートを外しました。
実はこのスタータ、SummitのWebページで見るのとマウントプレートの形状が異なります。
こちらがSummitでの写真。
写真ではマウントプレートの角が四角く削り取られているのが分かるかと思います。
これはオイルパンへの干渉を防ぐための処置で、この部分が削れていないとパンに当たって固定ができないのです。

というわけでこんな感じに赤い部分を削る必要がありました。
固定の際には赤い部分ではない穴を使うので、ここの穴は潰れても構いません。
自宅でグラインダで削りとっている様子。
賃貸アパートの狭いベランダなので、周囲を覆い、火気防止に耐熱シートで壁を作り(写真銀色のもの)
防護メガネとマスクを装備して慎重に削りました。 超近所迷惑です。
次回からは場所を考えようかと思います・・・。
で、後ほど判明したのですが結局我が家での施工では削り足りなかったので
Hモータース社長にお願いしてカットして頂きました。
* 筆者の勝手な判断で、油絵風になっていただいてます *
こちらがスタータの位置。触媒付近から車体前方を向いて撮影してます。
赤くなっているところがスタータ。 見ての通り、ATFラインと排気管が非常に邪魔です。
まずは配線を外します。最初にバッテリのマイナス端子を外しましょう。
次に緑に着色した配線が、緑に着色した端子に共締めされていますのでこれを外します。
最後に写真では分かりづらいですが、紫のラインをスタータから外せば、ケーブルは全て外したことになります。
スタータを外す前に、スタータ先端を覆っている樹脂製カバーを外しましょう。
これを外すとピニオンギアが噛むべきギアが現れます。
さて、スタータ本体を車体から外します。
赤いナットでステーと固定され、黄色い印のボルトで車体へボルト留めされています。
また、写真では排気管で見えませんが、黄色い印のボルトがスタータの反対側にもう一つあります。
この3つを外せばスタータはフリーになります。
前述の通り、配管が邪魔で一筋縄では取り出せないので、スタータを回しながら巧く隙間をすり抜けさせます。
Hモータース曰く、自身のGTAではソレノイドをスタータから外さないと隙間に通らなかったようですが
焼き鳥号の場合は、案外すんなりスタータを取り出せました。
5リッターエンジンの方がGTAよりも配管の径が細いのかも知れないとのことです。
茶色いトルコンと、それに並んでギアが見えます。スタータはこの巨大なギアを回します。
青い丸2カ所がスタータを留めていたボルトの位置です。
ここでアースを取っているので接触面を綺麗にしておきます。
こちらは外したスタータ(左)と、新しいスタータ(右)です。
大きさが全然違います。 重さも体感で、新しい方は古い方の7割くらいでした。
逆側から見た図。 右側は爆弾のようですね・・・。 汚れ具合からして不発弾のよう。
双方とも大きな本体の横に小さめの筒がついてますが、ここがソレノイドです。
ピニオンギアを押し出す役割を担っているようです。
Hモータース社長がスタータの位置決めをしてます。
結果、マウントプレートをスターター本体に対して1段階回して固定する必要があるとわかりました。
マウントプレートのスタータへの取り付け角度は、この製品の場合、3段階で調整できます。
そのままではソレノイドが車体にぶつかって、正しく取り付けられないのでした。
ピニオンギアとリングギアには最適な相対位置があります。
ピニオンギアが引っ込んでいる際は、リングリアとの間に2.54ミリの隙間が、
ピニオンギアがリングギアと噛んでいる際は、歯の谷同士に1ミリの隙間が出来るように
スタータ位置を微妙に調整する必要があります。
このために、この製品にはスペーサと図解マニュアルが同梱されておりました。
これで設置終了です。中央の丸印が新しいスタータですね。
樹脂カバーを戻し、バッテリの端子を接続し直して作業は終了です。
| 4.施 工 後 試 運 転 |
大変軽やかな始動となりました。
それまでのスタータが「グォグォグォ、ブォン」という始動音だとすれば
新しいスタータでは「キャキャブォン」といったところでしょうか。
あまりに音が高いので初回は何かやっちまったかと思うほどでした。
なお、始動が直に見られる珍しい機会なので、動画を撮ってみました。
あまり見られない動画かと思います。サイズが大きいですがQuickTimeなどでご覧頂けます。
動画はこちら。
今回はすっかりHモータース社長のお世話になってしまいました。
特に新スタータの設置はほとんど全部やっていただきまして、ありがとうございました。
多分、自分が施工していたならばもっと時間がかかったことでしょう。