Break Disk
05/04/02

今回はブレーキディスクを買いました。
しかしただ交換するだけではつまらんので、スリット入りにしてみました。

1.デ ィ ス ク の 到 着

今回購入したのはパワーパフォーマンスのPower Slot。
片側110ドルでした。送料はUSPSで2つで160ドルです。非常に重いため送料は高くつきます。


到着した箱はボロボロ。この箱を重ねた状態で梱包されていたので自重で崩壊していました。
互いに傷つけ合ってなければいいのですが・・・。


中身はこんなです。見事に本体しか入ってません。ワッシャなどは一切ついてません。しまったー!


ごらんの通り、ベンチレーティド・ディスクです。24.5ミリを切ったら交換のようです。

2.取 り 外 し

交換には色々小物が必要でした。
@ブレーキクリーナ、Aリチウムグリス、B3/8ヘキサ、C針金、Dコッターピン、Eシール。

@グリスを流し取るため、大量にあった方が良いでしょう。
AモリブデンはNGのようです。耐熱性、高速性が求められるようで、リチウムグリスにしました。
Bキャリパ取り外しに必須です。できれば柄の延長として金属パイプもあると良いです。
C1.5mもあれば十分ですから太目のものを用意しましょう。キャリパを吊ります。
D4x35のものを2本以上用意しましょう。ホームセンターで100円くらいです。
Eこれも必須です。2つ以上用意しましょう。

早速作業開始です。まずは現行を取り外します。

  1. フロントのホイールナットを緩めてからジャッキアップします。
  2. タイアごとホイールを取り外し、ブレーキキャリパを外します。
    外したキャリパは針金で吊ってやります。 ブレーキホースに力がかかる事を防ぐためです。
    写真では更に念を入れて、ジャッキで支えています。


  3. ダストキャップを外し、現れたスピンドルナットからコッターピンを抜きます。
    コッターピンは変形させて使用するため、再使用は極力避けます。ホームセンターで売ってます。
    今回使用されていたサイズは4×35でした。


  4. スピンドルナットを外し、ワッシャを外します。
    ナットは手でも取れるようなトルクで締め付けられているため、プライヤで回しました。
    ワッシャは頑丈なため、再使用可能です。


  5. ワッシャを外したらアウターベアリングを外し、スピンドルよりハブ・アッセンブリを外します。
    左は既にベアリングを取り去ったあとの写真です。ローターを手前に引けば容易に外れます。


  6. アッセンブリからインナーベアリング、シールを外します。
    シールは再利用してはいけません。高い物ではないので交換しましょう。
3.リ プ レ イ ス

外したベアリングとワッシャを新しいロータへ移植して装着します。

  1. 各部品より古いグリスを落とします。ブレーキクリーナや灯油が用いられるようです。
    今回はブレーキクリーナを使用しました。
    ちなみに写真は左上段からアウターベアリング、スピンドルナット、ワッシャ、
    下へ行ってインナーベアリングです。 余裕があれば、ベアリングも交換したほうが良いでしょう。


  2. スピンドルの、ハブ・アッセンブリの各部分が嵌る個所へ、薄くグリスを塗ります。

     
  3. ベアリングの内部まで満遍なく行き渡るようにグリスアップをします。
    これが不完全ですと、ベアリングの寿命を縮める要因となります。
    専用の充填ツールがありますが、ない場合は手作業となります。
    充填する方法としては、いたずらに塗ってはいけません。
    @片手にグリスを大きく盛る。
    Aベアリングの円周の大きい側を、グリスの山を削るように押し当て圧入する。
    B Aを繰り返し、上面からグリスが溢れてきたら、次の部位に圧入する。
    表現しにくいですが、やっているウチに理解できると思います。

     
  4. インナーベアリングをロータへ装着します。このとき、ベアリングの外側にグリスを塗ってやります。


  5. シールをロータへ装着します。このとき、リップにグリスを塗ってやります。
    シールの円周は僅かに広いので圧入してやる必要があります。
    硬くて平らなものを当ててゴムハンマーを使用すると巧くいきます。


  6. ロータをスピンドルへ装着します。その後、アウターベアリングを装着し、ワッシャを噛ませます。


  7. 進行方向にハブを回しながらナットを16Nmで締め付けます。
    これは本締めではなく、あたりを出すために行います。


  8. ナットを緩め、手の力だけで締めていきます。
    いっぱいまで締まったところからナット半回転以内でコッターピンを挿します。
    この締め付けがミソで、緩いとガタが出てしまいますし、キツイと転がり抵抗に、
    悪ければ焼きつきの原因になってしまいます。
    ベアリングにガタが出ているかどうかはタイアの頂点を向かって前後に揺すってやれば判断できます。
    このときカコカコという手ごたえがあればアウトです。


  9. 最後にグリスを更に塗ってあげてダストキャップをはめて終了。
    ちなみに、このロータの場合はサイズが僅かに違っており、ダストキャップをどう頑張っても
    嵌めることができませんでした。 結局、鉄ヤスリでキャップを削って無理やり装着。
    この作業だけで1時間費やしました。 なので以後の写真は日没後になってます・・・。


  10. 最後にキャリパを装着するわけですが、必ず新しいパッドを使用します。
    ローターメーカからも新品の使用を”MUST”の語で推奨されております。


片側だけで3時間かかりました。
ダストキャップの件と慣れから、次回は2時間くらいでできるでしょう。
外したディスクはこんな状態でした。レコードです。

4.使 用 感

装着後、しばらくはなかなか当たりが出ず、失敗したかな?と思いましたが、
現在では随分馴染んだようで、前に比べてブレーキの効きがやや良くなりました。
劇的な改善ではないにせよ、どのみちロータは寿命でしたし安価にグレードアップできて満足です。

その代わり、ホイールが早く汚れるようになりました。
スリットもキチンと役目を果たしているようです。


明るいところで見るとこんな感じ。


純正ホイルの隙間から。あまり目立ちませんがディスク上のスリットを確認することができます。

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