Automated Vacuum Cleaner
2010/05/02

壊れたアメ車をタダで! 貰いました!

1.は じ ま り

車。車輪を回転させて進むようにしたものの総称。
ならばこれも車と呼ばれるべきでしょう、自動掃除ロボット。アメリカ製です。
しかも貰った機種は旧型のため、丸っこくてオモチャっぽい質感。
ポンティアックに通ずるものがあります。(無理矢理?)


タダで貰った掃除機。偶然にも焼き鳥号と同じ青銀ツートンですね。

先日会社の上司から、故障して不要になった上記ロボットを頂きました。
どうやらその場でグルグル回るばかりで、巧く動けなくなった模様。
ちょうど欲しいなと悶々としてた時期に今回の話が重なり、面白そうなので有り難く頂戴しました。
上司はゴミになるでしょう・・と申し訳なさそうな顔でしたが、こちらはルンルンです。

2.施 工

上司の話から察するにセンサー系の不良が窺えます。
恐らくセンサ部分を修理すれば、直せるのではと踏みました。
早速分解です。


こちら、お腹の部分。なんでしょう。甲殻類をひっくり返す違和感というか嫌悪感があります・・・。

センサ類にありがちな汚れを除去すべくまずは清掃を行います。直接無関係であろう吸引ファン周りから。


ファン駆動モータです。隙間に大量の綿ボコリがあったので除去。隙間はテープで塞ぎました。
気休めですが故障率は下がるでしょう。以後紹介しますが、この製品はこのように内部が隙間だらけです。


本体底面の回転ブラシの回転軸もチェック。案の定、髪の毛が巻ついておりました。
掃除機の回転部分に髪の毛は定番ですね。放置すると寿命を縮めます。

次に本体側に進みます。フロントバンパを取り外しました。

ひどいホコリの量です。細かなホコリがびっしり貼り付き、大きな綿ボコリが隙間を占拠していました。
これらを除去すると・・・

LEDとフォトダイオードの組合せらしきセンサが顔を覗かせました。
どうやらバンパが障害物に触れた場合、バンパから伸びるアームがここの光を遮ることで検知する仕掛けのようです。
この仕組は左右に1つずつあり、左検知・右検知・両方検知の組合せで、障害物は左か右か、正面かを判別しているようです。
今回の症状から察するに、ここがホコリで塞がれているので、掃除機は全方向に障害物ありと勘違いをし、
その場から動けなくなっていたのだと思われます。


バンパー部分だけで、これだけのホコリが取れました。隙間という隙間にホコリが入り込んでます。
どんな人たちがこの製品をデザインしたのかは知りませんが、少なくとも掃除機の分野に関しては素人のようですね。


回転ブラシ真上あたりのバンパー内部には、別のセンサがあります。
この製品には壁に沿ってブラシがけをする機能が備わっており、このセンサで検知し、壁に沿って動くものと思われます。
写真はセンサ部分を分解したものです。LEDの光を壁に反射させて検知する仕組みのようですが、
組み付け精度はひどいもので、ケースが配線を噛み込んでおり、断線しかかっておりました。

バンパーが終わったら、いよいよ本体内部です。


本体の蓋を開けた様子です。
下方にメイン基板が見えます。また、ありとあらゆる隙間に綿ボコリが詰まっているのが見てとれます。
メインシャフトにはもちろん髪の毛です。


まるで緩衝材、隙間埋め材のようにワタがありますが、これらはもちろん侵入した綿ボコリ。本来は何もないはずの箇所です。


車輪を駆動するモータ周辺を掃除すると、スイッチが出てきました。(中央の鮮やかな水色)
この掃除機は車輪の浮きを検知する機能を備えますが、このスイッチがそれを担っているようです。
しかしこんな振動が多く、オンオフ頻度の高い場所に、こんな小さなメカニカルスイッチを使うというのはどうなんでしょう。
他のセンサと同じくフォトダイオードを使用すべき箇所と思いますが・・・。(もちろん綿ボコリ対策の上で)
ちなみに手前の銀の円はスピーカですね。


メインシャフトはご覧の有様。ダストビンに隙間があるので、掻き上げたゴミが内部で大暴れしているようです。
日本の製品ではおよそ考えられない品質です。


本体内部でこんなに沢山取れました。
床掃除の負担は減りますが、代わりに掃除機を掃除する必要がある製品。なんとなく矛盾を感じます。


内部全景。細かいところはキリがないのでダイソンであちこち吸って終了としました。
掃除機を掃除機で掃除する。落語のような話ですね。


3.施 工 後


センサの汚れという読みは大当たりで、元気に仕事をするようになりました。
1時間程度の清掃で復活。ロボットはタダで貰えたし、家事は軽減されるしで、上司に感謝です。

4.イ ン プ レ ッ シ ョ ン

6畳2間と玄関と脱衣所を掃除させてみました。1時間弱かけて飽きずに何度も繰り返し掃除してくれるため
床はとても綺麗になり、結構ホコリがとれました。ロボットにやらせる前に軽くダイソンをしておいたのですが
それでもピンポン玉1つ2つ程度のゴミが残っていたことに驚きです。
その2日後に再び同じ掃除をやらせると、今度もピンポン玉くらいのゴミが取れました。
共働きのために、毎日の掃除機がけは非現実的でしたが、こいつが来てくれたお陰で家が綺麗に保たれそうです。

ちなみに副次的な効果として、床を片付けるようになりそうです。
結構床に物を置きがちですが、こいつが掃除しやすいように物を片付けたり寄せたりするので、結果として部屋が片付きます。
床を這うコードは巻き込んでスタックしてしまうため、これも何とかしなければと思案中。