蒼き狼と白き牝鹿・ジンギスカン 光栄 |
歴史シミュレーションゲーム PC-8801
V1/V2モード用[サウンドボード・ADPCM音声対応]
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タイトル
光栄と言えば、信長の野望や三国志が有名だが、これもまた歴史あるシミュレーションシリーズの一角であり、ジンギスカンがユーラシア大陸を統一するまでの課程を楽しめる。
ゲーム内では人間関係、特に血縁が重要視され、オルドという独特なシステムを持っている。
画面2
このゲームでは、モンゴル編と世界編の二つがあり、モンゴル編ではテムジン(ジンギスカン)がプレイヤーとなる。
能力値は初期の光栄ソフトのご多分に漏れず、ランダム数値をスペースキーで決定するシステム。 納得がい行くまでやり直しが出来る。
そして、能力が決定されればゲームが開始。
画面3
モンゴル編 世界編
内政では、本国では一ヶ月に三つ、直轄地では一ヶ月にひとつだけ命令が出せる。 しかし、直轄地の場合は本人の半分の能力での統治となるので非現実的。 ここで、領主として将軍に任せなければならなくなる。 任せるためには、能力ももちろん必要なのだが、それ以上に重要なのが血縁だ。
このゲームは非常に裏切りが多く、血縁者以外では安心して任せられない。 しかも血縁者は限られている。 そこで登場するのが『オルド』である。
画面4
オルドとは、後宮のこと。
お姫様やお后とHをすることである。
これで子供を作り、育てた息子や息子を、将軍にしたり将軍候補に嫁がせたりし、血縁のネットワークを構築するのである。
画面5
戦闘では、光栄主流の戦闘方式であるHEX画面。
伏兵コマンドや降伏勧告、一騎打ちや略奪などがあり、使える戦術は幅広い。
また、このゲームでは、山岳など険しい地形を移動するだけでも消耗するため、十分な戦力で攻め込む必要がある。
基本的にこれを繰り返し、すべての領土を支配下に収めればクリアとなる。
しかし、前述のように裏切りが多いため、思うように支配が進まないこともある。
場合によっては息子に引き継がせるなどし、二代に渡っての世界征服になることもあるだろう。
そんな長いスパンで遊べるのは、この蒼き狼と白き牝鹿の最大の特徴とも言える。
最後に、このゲームのもうひとつの特徴として、ADPCM音源に対応した音声出力がある。
このゲームが発売された当時、声が出るソフトはかなり稀であり、それだけで凄いと思えた。
WIN全盛では当たり前の演出だが、当時は画期的だったのだ。