キングブリーダー -King Breeder-
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PC-8801最後期に発売された、隠れた名作RPGについてご紹介。

 

発売 SOFBOX/APROS   開発 アーテック

PC-8801mkIISR以降   要2ドライブ / アナログディスプレイ   サウンドボード II 対応   定価 5,000円



▼ 概要   ■ ストーリー  ■ 育て方   ■ 異獣一覧   ■ データ  

 



 

概  要

 

 RPGというゲームで、『育てる』といえば、普通、敵を斃す、またはイベントをクリアして、経験を稼ぐことを言うのだが、このゲームの場合(無論、前述の要素はあるものの)、パートナーとなる異獣を卵から『育てる』ことを指す。
 それがこのゲームの最大の特徴であると共に、面白さでもあるのだ。

 その育てることは、結構難しく、最初のうちは失敗することも多い。
 でも、出来が悪くても、苦労して育てた子ほど可愛いもの。
 行動を共にするうちに、愛着も深くなり、売り払うことが出来なくなった人も、多いはず。


 また、ゲームを彩る、グラフィックやBGMも情感たっぷり。
 異国調のグラフィック、敵ビジュアルも、取り込みを感じさせないシャープな仕上がり。

 BGMもまた、異国情緒を感じさせる独特なもので、
 各ステージにあわせて揃えられた曲も、美しい物が多い。
 ADPCMとFM音源の音色のバランスも良く、耳心地の良いメロディーラインは、そこらのヘタレMIDIやPCMなどより、よっぽど良い。


 このゲームは、いわゆる一本道ストーリーではあるが、話そのものより、迷路を探索する順番として、道筋を付けている程度の物だ。

 自分の育て上げた異獣とともに、迷宮を探索し、謎を解く。
 その過程こそ、このゲームの醍醐味なのである。
 

 




敵を斃した経験で育てるより、卵からいかに
『育てる』ということがより重要になる。
何と言っても、それを間違えると、パラメータが低くなるのはもちろんのこと、
こちらの言うことを聞かなくなる恐れも有るからだ。>>後述(戦闘)
 




無事育て終えたら、パーティーを組んで
遺跡へ出発。
迷宮によっては温度や湿度が異なり、また、様々な敵やトラップが立ちはだかる。
異獣達にも得手不得手があるため、メンバーの組み替えも考慮しなければならない。
 




戦闘は、自分以外は間接的に指示を出すことしかできない。
よって、性格レベルの高い(良く言うことを聞く)異獣でなければ、
こちらの意図した行動を取ってくれないことも多い。
特に、呪法を使う異獣が言うことを聞かないと、かなり困ったことになる。

戦闘自体は非常にスピーディーで、画面切換も早く、ストレスを感じない。
 




また、異獣には
呪法を教えることが出来る。
経験をある程度積んで、ルーガーの所へ行くと、教えてくれるのだ。
もちろん、異獣によっては、使える種類も違うし、全く使えない者もいる。
そのあたりのバランスも、考慮しなければならない。

また、遺跡には宝がたくさん眠っている。
それを、マエリアスの所へ持っていけば、主人公のパラメータ上昇や、
主人公に呪法を教えて貰うことも出来る。

 




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