ロードオーバー ASCII (1982) |
中世風ファンタジーシミュレーションゲーム PC-8801
V1モード用 オールBASIC
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ごくごく簡単な国盗りゲームだ。
信長の野望を、メチャクチャ簡単にしたようなもの、と言えばお判りになるだろう。
ただし、自分(と、同時プレイの人間プレイヤー)の領土以外は、全て妖怪の占領下という設定で、プレイヤー以外に、国という概念はない。(後述)
画面1
全部で五つある城のいずれかひとつを選び、雇った兵士を、その城を中心としたエリアに配置する。 それが、初期の領土となるのだ。
兵を配置したら、ゲームの始まり。
領土の質、数に応じた金が入ったあと、兵士に給料を支払う。そのとき、金が足りなければ、解雇しなければならない。
それが終わると、今度は兵の移動だ。
味方の領土へなら単なる移動、そして、敵領土へなら、攻撃となる。
移動は、毎ターン三回に制限されるため、特に領土が広くなってくると、効率の良い移動が肝心になる。
画面2
戦闘は、数が勝敗を決するのだが、総じて、敵側の方が強く設定されている。 同数なら、こちらが敗北する確率が高くなる。
画面3
また、戦闘の際にイベントが起こることがあり、兵士の数が大きく変動することがある。
血吸い蜂にやられたり、魔女が兵士を増やしたり(減らしたり)と、周到な準備を一発でふいにしてくれる場合も多く、冷や冷やものである。
移動が終われば、今度は王の移動。
兵士が雇えるのは、常に王の居るエリアと決まっているので、こちらも巧みな移動が肝心だ。
最後に、兵士を雇ってターン終了。
全ての人間プレイヤーが操作を終えると、今度は敵(妖怪)側が動く。
動くと言っても、人間のプレイヤーのような操作をするわけでなく、本当に動く(移動・攻撃)だけなのだが。
画面4
そして動き終わると、決まったターンに、全エリアで一匹ずつ増殖する。 しかも、増殖する間隔がどんどん短くなっていくので、あんまりボヤボヤしていると、手が着けられなくなってしまう。
見てもらえれば分かるとおり、非常に単純で、ストーリーや時代背景なども存在しない。
でも、それだけに、余計なことに気を使わないだけ、ハマれること請け合い。
特に、複数同時プレイが可能なので、対人間戦は断然面白い。