信長の野望 武将風雲録 光栄

 

SLG V2mode FM音源対応 CDDA対応

To Menu

紹介・攻略   バグ技   総評


紹介・攻略

画面1タイトル 武将紹介
                タイトル                          武将紹介

 光栄の人気シリーズ、信長の野望の88対応最後のソフトになる。
 この後は城別タイプに移行するため、国別色分けタイプの集大成と云える。

 

 画面2武将選択

 まずはシナリオ、そして国を選び、難易度を選択する。
 初心者なら織田家などの有名武将が良いだろう。
 難易度は、個人的には実力モードがおすすめ。 大名家をそのまま下せる脅迫が使えるため、有力大名を配下に納めることが出来るのは大きい。
 また、プレイ開始からしばらくの間、兵力、兵糧を0にしない限り攻められないので、最小限の兵力で経費を減らす事が出来る。

 

画面3

 まず最初はじっくり内政……ではなく、米転がし。
 相場の差益を利用して軍資金を稼ぐのだ。 のんびり内政していては、COMのインチキ内政にはとても敵わない。
 ただし、米を一度に取引出来る上限が石高に連動しているため、多少は石高を上げておくことが重要。

 

画面4


 ある程度資金が稼げたら、8月、1月の収入後、兵を雇って一気に隣国を攻める。 序盤は忠誠をあげなくてもいい。訓練は出来れば少々やっておく。
 戦闘では、COMは部隊を分散させてしまうので、こちらは戦闘力の高い武将を1,2人で攻めるのがよい。 2人でも良いのは、複数部隊で囲むと攻撃力が上がることと、武将を逃がさず捕らえやすくなるからだ。

 

画面5  
                捕虜                           茶器を褒美に

 捕らえた武将は可能な限り配下にしておく。 序盤は武将が不足しがちな為、能力よりも頭数が欲しい。
 また、捕らえたての武将は忠誠度が低いので、褒美を与えて忠誠をあげておかねばならい。
 ここで役に立つのが茶器だ。 ある程度の等級以上なら、一度で忠誠を最大の100まで上げることができる。 また、与えた武将を城主にすれば、同じ茶器を褒美として再利用できる。 これがいわゆる茶器のたらい回しだ。

 というわけで、茶器はゲームをスムーズに攻略できるキーアイテムといえる。 持っていない大名は早急に手に入れたいところ。
 ただ、購入すると高額すぎるし、そもそも教養が低いと売ってももらえない。
 手っ取り早く手に入れるには、持っている大名を攻略して奪うことになる。

 茶器を所持している大名は西国に集中しており、東北の大名は茶器に行き着くまで苦労することになる。
 今川、本願寺まで進まないと、茶器を所持していないのだ。(シナリオ1)

 茶器については、ルイス=フロイスも希にプレゼントしてくれることがある。 しかし確率が恐ろしく低い上に、等級も低いものばかりなので、あまり期待は出来ない。

 

画面6  
                所領4                             茶会

 序盤にある程度の規模まで領土を拡張したら、あとはお好みのプレイで良いだろう。
 引きこもって内政に精を出すもよし。 技術を上げて鉄砲や鉄甲船を量産して無双するもよし。 茶会三昧で雅に耽るのもよし。

 国数が増えると手応えが無くなって飽きも早いため、趣味のプレイに走る方が楽しいと思われる。

 

バグ・裏技について

 88版は最初期の製品になるので、一部バグが見受けられる。 そのなかで使えそうなものをいくつか紹介する。

 城主の教育で消費する行動力
  教育の消費行動力は、配下武将で40、城主、大名で80なのだが、40以上であればそのまま実行できる。 そのため、その他の行動で40近くまで減らしてから教育するのが効率的。 実行後の行動力は0になる。

 撤退で米、兵、鉄砲が9999以上になる
  合戦から隣国へ撤退したとき、上限判定が行われず、そのまま撤退した兵力などが加算されてしまう。

 

総評

 今作は国別信長の野望のラスト(その後発売されたDS/3DS用を除く)となるため、とても完成度が高くプレイしやすい。 蝦夷地や東北の国が少なかったり、武将の上限にひっかかりやすい等の点もあるものの、気軽にプレイするには丁度良い規模だ。
 茶器のたらいまわしや鉄甲船無双などが気に入らない、という方も居るかも知れないが、これらを踏まえて丁度良いバランスだと思える。
 前作の群雄伝で端折られた東北と九州も入っており、おおむね地元プレイが出来るのも嬉しい。
 また、教育や合戦で武将を育てる楽しみもあるので、お好みの武将で無双するのも良いだろう。

 武将風雲録は今でもプレイできる良作だと云える。 DSなどのリメイク版もあるので、触れたことのない方もぜひプレイしてもらいたい。