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 不定期に更新する日記のコーナーです。
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2024年03月10日 COMITIA147 サークル参加 レポート
 2月25日のCOMITIA147でお会いしたかた、(現地で・WEB上で)お世話になったかた、ありがとうございました! 本日は、簡潔ながらレポートをおおくりしたいと存じます。  ◆ 例年は、年の最初のコミティアである2月ティアは2月のもうすこし上旬のことが多め。 なのでこう、「新刊はないけど、まあ冬コミの新刊がコミティア初売りになるしね!」などと言い訳めいたことを言っていることが恒例なのですが―― 今年は、2月の下旬。冬コミから2ヵ月近くが経過している今回、なんとなく新しいものを何も持っていかないことにはそこはかとない後ろめたさが。ううう。 そんなわけで。 前々日に思い立って、『春日横丁ラプソディ11 バレンタインの距離(前編)』を印刷製本して持っていくことにしました。 バレンタインのお話なので、2月のコミティアに持っていきたい! というのもありまして。 これが、その。 前編だし、たぶん24ページぐらいの自家製本中綴じ折本になるかな―― などと考えていたのですが、実際にテキストを二段組のワードのテンプレートに流し込んでみたら、本文だけで40ページを超えることが判明。 ひいひい言いながらルビうち他もろもろの作業をして、製本が終わったのは午前3時近くでした。    ◆ でもまあ、即売会の日に関しては、即売会が閉会間際になるまでは寝不足でも眠気は来ない! ことさらに、新刊がある即売会は! 翌日早朝、勇んで大井町線に乗って、今年初になるビックサイトに向かいます。 なんかこの風景も、2か月ぶりという気はしないですね。 つい2週間くらい前に来たばかりような気がする。 今回は、自分のところのディスプレイはこんな感じ。 ここのところしばらく、スペースを折りたたみ棚で階段状の前後2段にして、新刊既刊あわせて10冊近くを並べるフルモードになっています。 メインシリーズの「春日横丁ラプソディ」シリーズがこれまで4巻(実はもってきていない単発短編まで含めるともっとあります)あり、今回はそれに加えて新刊も春日横丁シリーズ最新話なので、これだけで5冊を並べる必要があり――それにもういっこの新シリーズが2冊、それ以外の短編などを加えるとどうしても10冊前後をスペースに並べたいかたちになってしまう。 ただ、スペース上はシンプルなほうが見るときにわかりやすい(その日の新刊がどこにあるのかぱっと目についたほうがよい)かなという気持ちもあり……悩むところではあります。 以前、シリーズの冊数が重なったときに数冊を重ねて置ける展示ケースなどをつかっていたこともあり、今後またそういう配置法を取り入れるのもありかなあ、などと考えているところ。 まあでも、あれこれ悩むのは即売会終わって次の即売会までの間でヨシ。 新刊表示を無事使えたことを自分の中で祝いつつ、フルモードの布陣を敷くこととします。    ◆ 11時がきて、今年最初のコミティアは拍手とともに開場。 自分のいる文芸ジャンル島中は、最初の1時間は通りがかるかたもそれほど多くはないゾーンです。今回も最初はのんびりした感じに、外周通路がすぐ近くだったのでそこを行かれる参加者のかたの人通りを眺めている時間がしばし。 ただこう。 これをもって「自分たち文芸ジャンルは(漫画やイラスト中心のほかのジャンルに比べて)軽視されていて不幸」的な内容のことがネットで書かれているのを、はるか昔からときおり目にすることがあるのですが――それはちょっと、というかかなり違うかなあと自分は考えていて。 「最初に回ってもらえないということは、自分のサークル/ジャンルは一般参加のかたたちにとって優先順位の低いサークル/ジャンルなのだ」 というのは、一見もっともなようでいて、実のところかなり単純な誤りがあります。 自分はコミケ等で、自身がサークル参加しない日には一般参加で買いに回ることも多いのですが――そういうときに何を基準に買いに回る順番を決めるかというと、「可能な限り、欲しいと思ってチェックした本を全部買いたい」です。 でもって、マイリストに入れて毎回チェックするようなサークルさんだと、「このサークルさん(ジャンル)は開場して早めに完売する傾向」などというのもつかめているもので。ほしい本をすべて買って帰る、という目的を果たすためには、そういうサークルさんを開場直後に買いにいって――好きジャンルや好きサークルさんであっても、午後でも本が買えるサークルさんはむしろゆっくりじっくりあとで買いに回るというのは、自分もよくあることなのです。 あわわ、なんか周りくどい説明になっちゃいましたが(汗) 自分の知り合いサークルさんではあまりそういう声は出ないですが、ときどきネットで見る「文章ジャンルは即売会内で冷遇されている」的な言説には、ひとつひとつ異を唱えていきたい自分なのであります。    ◆ とはいえ開場直後に新刊をお手にとってくださるかたもいらっしゃり、開場から2時間経った13時くらいには、持っていった新刊『春日横丁ラプソディ11 バレンタインの距離』は在庫半分くらいになっていました。 いえ、半分になったといっても、今回は続きもの・前編のみ・コミティア前々日に制作を決意だったので刷っていった冊数がそもそもほんとうに少なかったのですけれど―― それでも、長く続いているシリーズの最新刊を「新刊ください!」と求めてくださったかたがいらっしゃるというのは、書き手としてほんとうに嬉しいです。ありがとうございます!       ◆ 14時くらいになってくると、だんだんお腹が減ってきます。この日は早朝に地元の吉野屋さんで牛丼アタマの大盛り&しじみ汁を食べて腹ごしらえをしていったにも関わらず。 そんなときに今回最大の誘惑になるのが、スペースから見るとこんな方向すぐ近くにあるオムそばさんの屋台!(撮影は朝の設営前)  ほんのちょっとは離れているので、ソースの香りが鼻に届くのはときどきなのですが――今回位置的に、お手洗いに行くときと飲み物を買いにいくときに前を通るので、そのたびに魂が吸いよせられてつらい。  実は前回参加した11月のコミティアでも、参加したジャンル百合のすぐそばにオムそばさんがあったのです。くくう一度ならず二度までも誘惑をっ……!  前回のそのときはいただいて(写真はそのときのです)、まろやかなソースの焼きそばも上に乗った卵(卵というより半分マヨネーズで素敵)もほんとに美味しかったのですが――  今日は、「コミティア終わったら帰りに焼き鳥食べる!」と心に誓っていたので、じっと我慢だったのでした。 でもでも、オムそばさんの屋台、今回通りがかってみたら肉巻きおにぎりなんてのもメニューにあったのですね。次のコミティアでは必ずや……!    ◆  今回、特に午後の時間に感じたのは、自分のスペースにおそらく初めていらして本を買ってくださったかたが、多くいらっしゃったということでした。もちろんはっきりそう言えるわけではないのですが、感覚的に。  新刊や冬コミ新刊(コミティア初売)をお手にとってくださるかたのほかに、 「スペースの前に立ち止まって、値札の紹介文を読んでくださって、ひととおり立ち読みをしてくださったうえで、シリーズものの1巻や並べている中では刊行日が旧めの短編集を買ってくださるかた」  が、時間的には後半に幾人もいらっしゃったのです。  これはおそらく、自分のコミティア宣伝の呟きをtwitter(X)でほんとうに多くのかたが拡散してくださって、それを目にしたかたがご自身のメインの買いものを終えられたあとで回ってきてくださったのだと思う。  買いにいらしてくださったかたも、WEB(SNS)上で自分の宣伝を広めてくださったかたも、本当にありがとうございました!  16時がやってきて、COMITIA147――今年はじめてのコミティアは拍手とともに閉会。  参加していて毎回思うのですが、やっぱりコミティアはいいなあ、と思う一日で( *´ ω`*)  新刊も(上にも書きました通り刷っていった冊数はめっちゃ少なかったのですが)閉会した時点での残り部数は、家で見本にとっておく分を除いて1冊という、理想的な数字でありました。    ◆  今回、というか前回もですが、閉会後の嬉しいびっくりだったのが――  閉会後、自分は「閉会のアナウンスがあるまでは、持ってきた本は新刊既刊含めて、買っていただける状態でスペースに置いておく」というスタイルなので、そこから片付けて本とディスプレイ用品を箱に詰めて、搬出宅配便の列に並ぶのです。コミティア(というよりそのほかの即売会でも)列的には最大手、といわれる搬出宅配(コミティアではクロネコヤマトさん)の列、上記のような理由から、ゆっくり(16:10くらい)列につく自分では1時間くらいを覚悟しているのですが、  前々回のCOMITIA145では宅配を受付でお願いし終えるまでに40分くらいだったのが、前回COMITIA146では25分くらい、そして今回はなんと、15分くらいで完了してしまったのです。  なんかもう、箱を持って(待っている間は床に置いてはいますが)長く並ぶ覚悟で閉会した直後にキューピーコーワゴールドの錠剤を呑んだのに、拍子抜けしてしまったくらいの短さ。  どこがどう改善された、というのは素人の自分には憶測しきれないところですが、クロネコヤマトさんのコミティア搬出宅配の受付も、間違いなく回ごとにシステムの改善が重ねらているのだと思います。  会場への搬入もあわせて、今回もほんとうにお世話になりました。         ◆  会場を出たあとは、今回は打ちあげはひとりだったので、コミティアの準備作業しているあいだからずっと頭の中にあた「焼き鳥が食べたい」願望、この願いのためにオムそばを食べるのも唇を噛んでガマンしたので、欲求をかなえて、大井町の焼き鳥屋さんでシングル打ち上げをしてきました。  塩鶏皮串がもう、脳の80%くらいをしめるくらいになっていたので、  串もの5点セットと塩鶏皮串を最初にお願いして、店員さんの 「串もの5点セット、鶏皮串も含まれていますが……」  というお言葉に、 「だいじょうぶです! ぜんぶそのままでおねがいします!」  と0.2秒で応えたときの自分の眼は、たぶん「鶏」「皮」って文字が浮かんでいたと思う。  そんなこんなで、ほんとうに佳い即売会の一日であったのです。  かさねがさねになりますが、当日お会いしたかた、WEB上で応援してくださったかた、直接お会いお話してはいないけれどお世話になった、コミティアに関わられたすべてのかた、ありがとうございました!  コミティアは自分の同人活動のいちばんのベースなので、5月ももう申し込んでいますし、抽選洩れがなければ4回すべてに参加いたします予定。  また、よろしくお願いいたします!  
 カテゴリ:即売会レポート