EF63形電気機関車
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横川〜軽井沢駅間(碓氷峠)専用に開発・製造された直流電気機関車。66.7パーミルという急勾配を登り降りするための特殊な装備を有する。高崎機関区横川派出所に全機所属している。現在、6輛が現役で活躍している。
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カマ
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本来、ボイラー(罐)のことを指し、蒸気機関車のことをカマと言った。その後、電気機関車やディーゼル機関車などを指す用語となった。
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ブロワー(音)
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EF63形電気機関車の発電ブレーキ(モータの発電抵抗で速度抑制を行う仕組みのブレーキ)の発熱を冷やすための強制通風式の送風機のこと。独特の音を出すためEF63形電気機関車の特徴ともなっている。
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自動ブレーキ
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自動空気ブレーキとも言う。機関車とそれに牽引される客車/貨車からなる編成各車を貫通させたブレーキ管内の空気圧によって編成全体のブレーキを作用させる仕組みのこと。本作品では、EF63形電気機関車の操縦で多用されるが、「単弁(単独ブレーキ弁)を使う」という場合は機関車のみに作用するブレーキをかけたことを表し、「自動ブレーキを使う」という場合は編成全体に作用するブレーキをかけたことを表している。
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ブレスト
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イヤフォンとマイクが一体となった無線受話器のこと。機関車の操縦をしながら協調運転する機関士または運転士と無線で会話できるように導入された。碓氷峠専用無線で使用される。本作品では、碓氷峠専用無線はブレストにより通話し、一般的な列車無線は電話受話器形を用いることとした。
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横軽
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横川〜軽井沢駅間のことを指す。碓氷峠と同等の使われ方をする。
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協調運転
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EF63形電気機関車を連結した際、EF63形電気機関車からの運転制御指令を受けて制御可能な装置を有する車両/編成とともに運転される形態のこと。協調運転対応車両/編成としては、EF62形電気機関車、189系特急形電車、489系特急形電車、169系急行形電車がある。
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抑速ブレーキ
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勾配を下る際、モータを回転させた抵抗によってブレーキをかける仕組みを持つ制動装置のこと。自動車のエンジンブレーキと同じ原理。本作品で多用されるEF63形電気機関車の抑速ブレーキは、モータで発電した電気を抵抗器で放熱する仕組みである。最近は、発電した電力を架線に戻す(回生)仕組みもあるが、変電所側の対応が必要であり、横軽では採用されていない。
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EF62形電気機関車
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碓氷峠を越える客車列車/貨物列車を直通運転できるように開発された直流電気機関車。この機関車が牽引することで横川駅及び軽井沢駅で機関車の交換が不要となった。C―C配列(3軸―3軸)の動輪配置は日本では珍しい。
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189系特急形電車
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EF63形電気機関車と協調運転できるように183系特急形電車をもとに開発された電車車両。主に特急あさま、臨時特急そよかぜ等に9輛〜12輛編成で運用されている。
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489系特急形電車
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EF63形電気機関車と協調運転できるように485系特急形電車をもとに開発された電車車両。主に特急白山、特急あさま等に12輛編成で運用されている。食堂車を連結している。
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169系急行形電車
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EF63形電気機関車と協調運転できるように165系特急形電車をもとに開発された電車車両。主に急行信州、急行志賀、普通列車等に3輛〜12輛編成で運用されている。
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115系電車
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EF63形電気機関車と協調運転できないが、電動機付き制御車(クモハ)を含む3両編成を基本として、高崎地区〜長野地区の普通列車に多く用いられ、碓氷峠でも多く見られる。2編成併結の6輛編成で運用されることもある。
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